アセアン3カ国への出張を終えて1(シンガポール)

7月3日からシンガポール、インドネシア、ベトナムを訪問し大阪・関西が持つ水・環境技術や観光のPRをしてきました。それぞれに違うお国柄ですし、関西経済連合会、大阪商工会議所、近畿経済産業局、大阪観光コンベンション協会、関西国際空港株式会社という官民合同のプロモーション活動でしたので、かなりハードなスケジュールではあったものの、新たな展開に繋がる可能性も十分に感じられる出張でした。

日程についてはツイッターで呟きましたが、それぞれに感じたことまでは書く時間的余裕もなく、いずれも初訪問の地だっただけにこのブログにまとめようと思った次第です。

最初の訪問地、都市国家シンガポール。国際水週間というシンガポールが始めた国際的な会議、イベントに大阪市として3年前から参加しており、今回は「水・環境ソリューション機構」をこの4月に立ち上げたことから、チーム関西として「水エキスポ」にも出展。それに合わせて関西のプロモーションセミナーを開催しました。

シンガポールにとって水問題というのは建国以来の懸案事項。住民インフラの大きな部分、「水」問題に対しては、海水の淡水化技術などを積極的に導入。国際ハブとして懸命の努力を続けており、そうした努力を前向きに進める一つの選択肢として、世界水エキスポという攻めの姿勢がでているのでしょう。

そこでの集客・観光や水・環境問題へのプロモーションですから、セミナーの中で観光業者の方たちを相手の「大阪・関西は元気です」というアピールに主眼を置くと同時に、大阪市が持っている水・環境技術のPRをしました。

また、大阪市内のものづくり企業が国際ビジネスに意欲的に取り組めるよう立ち上げた「売りづくりセンター」事業ですが、大阪のサンワカンパニー社(本社:中央区北浜)が今年の3月シンガポール国際家具フェアに参加したことがきっかけになって、海外でのショールームを7月にスピード開設となったオープン式典にも出席しました。

意欲があり、現地のニーズもきちんと把握した上でのスピード感ある展開に繋がった事例だと思います。大阪市には多くの力を持った中堅、中小企業があり、従来から産業創造館を通じてのビジネスマッチングを続けてきましたが、この「売りづくりセンター」はサンソウカンの機能をさらに充実させながら海外展開へと結びつけるための事業で、最近実績が上がりつつあります。

海外展開支援プロジェクト「売りづくりセンター」については

http://www.ibpcosaka.or.jp/uridukuri/index.html

サンワカンパニーHP

http://www.sanwacompany.co.jp/wp/6845.html