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触発されるということ(私の英語経験)

「友達」の山納 洋さんの近況で6月から始められる英語版Talkin'Aboutに向けての猛特訓の話に誘発された記憶を。

私は入社試験の時(昭和46年入社ですから大昔)、英語の成績が「とても悪かった」という話を、入社後ある人から聞くことがありました。そんなに自信があったわけではなかったので、「まぁ、日本語のアナウンサーやからなぁ」と勝手に自分に言い聞かせていたのです。(これを単なる負け惜しみという人もいます)

ニュースを担当して15年程経った頃に、やはり日常会話くらいはしゃべりたいなぁと伝手を頼って月イチ程度の個人レッスンを受けたり、ラジオの英会話教室を聴いたりしていました。
そうするうちに、今はもうありませんがMBSの北米支局の支局長の交代時期が来て、手を上げてしまいます。

TOEICもTOEFLも2級も持っていない私でしたので、会社も不安に思ったのでしょう(当たり前ですが)ある英会話学校の大体どの程度の英語力かを調べるテストを受けて欲しいと言われます。(これも当たり前)

当時は何となく勉強していた程度でしたので「ダメもと」で受けたところ、たまたま事前に時事英語のテキストとテープで聴いていた内容とよく似たニュースが長文聴き取り問題に出たんです。ラッキー以外の何物でもありません。結果は「長年離れていただけに文法には難があるが、長文聴き取りは充分滞米可能」となり、1年間の英語研修期間を経て95年の6月から3年間NYで仕事をすることができました。

「なんや自慢話か」と思われた方、表現力不足ですみません。初めて1人でNYのファミレスみたいなところへ行った時に大ショックを受けます。ウェイターがやってきて「◯◯××△?」と聞くのです。(1年間の勉強を打ち砕かれた瞬間でした) 何度かもうイッペンゆうて!もっとゆっくりしゃべってんか!と頼んで、漸く分かったのが「何すんの?」だった時の落胆は相当なものでした。「ワーウォン?」という文字だけでは表現しきれないのですが、つまり恐らくWhat do you want?という言葉だったのでしょう。ヒスパニック系の店員でしたし、レストランで聞かれる時という情景さえあれば「えーと、あのね」くらいのことで済むという心の余裕すらなかったんですね

そして、ケンタッキー出身のオフィスの助手にその話をしたところ、「大丈夫ですよ。私もNYに出てきた時は、電話に出るのが怖いくらい、相手のしゃべるスピード、内容についていけませんでしたから」と慰めてくれました。余程ひどい顔をしてたんだと思います

そして、得た自分なりの英語とは、仕事の場合は助手がいますので問題ないとして、日常生活で「分からんことは、分からん」とはっきり言えることが大事だという当たり前の結論でした。結構、開き直りも早いんですよ。

市長時代、様々な外国の方と通訳を介してお話をしました。日本の中で東京以外では外国領事館が一番多い大阪市ですので、その魅力アップのためにも色々と情報を頂ける関係というのは大事だと思っていましたし、その思いに応えてくださる領事館の皆さんも多かったです。

山納さんが目指される英語版とは全くかけ離れた近況アップになってしまいました。英語については先日見たDVD「ソーシャルネットワーク」のあまりのスピードに驚いたことを書こうと思っていたことから、つい触発されて長々と書いてしまいました。